Windows システムのバックアップ再現で起動ドライブレターが変わる?? ― 2011/01/02 12:25
メインで使っていたノート PC, Thinkpad T60 のバッテリーがへたって来たのと、家族用の PC のアップグレードが必要になってきたので、気になっていた、Thinkpad の X201s を購入しました。
小さいし、軽いけど、使い勝手はあまり落ちておらず、良い買い物でした。
画面が 14インチから横長 12インチになり、画面の大きさで不満が出るかなと思ってましたが、全く遜色ありませんでした。 1440x900 の LCD の解像度が効いているようです。
そこで、T60 を家族に払い下げるのですが、HDD を 80GB から 320GB に載せ変えてあったので、家族はそこまでの容量は要らないため、80GB に戻して払い下げようと、HDD の交換を始めました。
手順は以下のとおり。
1) Windows のシステム領域(Windows, Program Files, Documents and Settings など)のパーティションを 80GB 以下に縮める
2) Knoppix の partimage でそのパーティションのバックアップを取る
3) HDD を交換し、先ほどの partimage で取ったバックアップの復元をする
4) 起動しなければ、boot loader の修復を行う。この詳細はいろんなところで説明があるので割愛
上記 1) で、今やパーティションを操るツールがフリーで出てるんですね。
MiniTool Partition Wizard Home Edition
http://www.partitionwizard.com/free-partition-manager.html
これ、Linux で起動するため、Knoppix を USB 化する手法 (syslinux 等を使う)により、USB 起動が出来、非常に便利です。
さて、本題。これで何とか Windows のシステムが 80GB の HDD に戻されたのですが、起動後、logon 画面の一つ前の画面で全く先に進んでくれません。
電源を強制的に落とし、何度も試しますがだめ。ここで、強制電源断により、chkdsk が働くのですが、なんとその対象ドライブが H: になっている.....
いろいろ調べていくと、Windows が起動するとき、一つしかない HDD の起動ドライブがなんと H: として認識されてしまっているらしいのです。
起動ドライブレターは boot loader や MBR あたりで固定できるものではなく、なんと Windows のレジストリに書かれているようなのです。
Windows のシステム ドライブまたはブート ドライブのドライブ文字の復元方法
http://support.microsoft.com/kb/223188/ja
どうやっても、Windows を起動せずにレジストリにアクセスをすることが出来なかったので、レジストリファイルのバイナリをバイナリエディタで直接いじってやろうと試みました。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\MountedDevices キーのあるレジストリファイルは、
C:\Windows\System32\config\SYSTEM
というバイナリファイルに格納されているため、Knoppix でこれにアクセスし、他のマシンにてバイナリエディタで立ち上げ、
"\DosDevices\H:"
という文字列を探してみました。幸いにも一つだけ見つかりました。心配していた UNICODE 扱いもされていない様子。
この "H:" を "C:" にし、もう一つ "\DosDevices\C:" も探して、この "C:" を "H:" に置き換えておきました。
そして C:\Windows\System32\config\SYSTEM に戻して起動すると、何事もなかったかのように Windows は起動完了となりました。
この "\DosDevices\H:" と、80GB の HDD のボリュームID (Disk ID?)の紐付けが問題だったということです。
おそらく、320GB に載せ変えた後、USB 経由で 80GB HDD を PC につないでファイルのコピーをしたのですが、320GB で起動された Windows では H: にマウントされ、そこで "この 80GB の HDD はこのシステムでは以降 H: として使うように" と記録されちゃったんでしょうね。ここで、Windows システムを 80GB に戻しても、記録通りに動作しようとしたらしいです。
小さいし、軽いけど、使い勝手はあまり落ちておらず、良い買い物でした。
画面が 14インチから横長 12インチになり、画面の大きさで不満が出るかなと思ってましたが、全く遜色ありませんでした。 1440x900 の LCD の解像度が効いているようです。
そこで、T60 を家族に払い下げるのですが、HDD を 80GB から 320GB に載せ変えてあったので、家族はそこまでの容量は要らないため、80GB に戻して払い下げようと、HDD の交換を始めました。
手順は以下のとおり。
1) Windows のシステム領域(Windows, Program Files, Documents and Settings など)のパーティションを 80GB 以下に縮める
2) Knoppix の partimage でそのパーティションのバックアップを取る
3) HDD を交換し、先ほどの partimage で取ったバックアップの復元をする
4) 起動しなければ、boot loader の修復を行う。この詳細はいろんなところで説明があるので割愛
上記 1) で、今やパーティションを操るツールがフリーで出てるんですね。
MiniTool Partition Wizard Home Edition
http://www.partitionwizard.com/free-partition-manager.html
これ、Linux で起動するため、Knoppix を USB 化する手法 (syslinux 等を使う)により、USB 起動が出来、非常に便利です。
さて、本題。これで何とか Windows のシステムが 80GB の HDD に戻されたのですが、起動後、logon 画面の一つ前の画面で全く先に進んでくれません。
電源を強制的に落とし、何度も試しますがだめ。ここで、強制電源断により、chkdsk が働くのですが、なんとその対象ドライブが H: になっている.....
いろいろ調べていくと、Windows が起動するとき、一つしかない HDD の起動ドライブがなんと H: として認識されてしまっているらしいのです。
起動ドライブレターは boot loader や MBR あたりで固定できるものではなく、なんと Windows のレジストリに書かれているようなのです。
Windows のシステム ドライブまたはブート ドライブのドライブ文字の復元方法
http://support.microsoft.com/kb/223188/ja
どうやっても、Windows を起動せずにレジストリにアクセスをすることが出来なかったので、レジストリファイルのバイナリをバイナリエディタで直接いじってやろうと試みました。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\MountedDevices キーのあるレジストリファイルは、
C:\Windows\System32\config\SYSTEM
というバイナリファイルに格納されているため、Knoppix でこれにアクセスし、他のマシンにてバイナリエディタで立ち上げ、
"\DosDevices\H:"
という文字列を探してみました。幸いにも一つだけ見つかりました。心配していた UNICODE 扱いもされていない様子。
この "H:" を "C:" にし、もう一つ "\DosDevices\C:" も探して、この "C:" を "H:" に置き換えておきました。
そして C:\Windows\System32\config\SYSTEM に戻して起動すると、何事もなかったかのように Windows は起動完了となりました。
この "\DosDevices\H:" と、80GB の HDD のボリュームID (Disk ID?)の紐付けが問題だったということです。
おそらく、320GB に載せ変えた後、USB 経由で 80GB HDD を PC につないでファイルのコピーをしたのですが、320GB で起動された Windows では H: にマウントされ、そこで "この 80GB の HDD はこのシステムでは以降 H: として使うように" と記録されちゃったんでしょうね。ここで、Windows システムを 80GB に戻しても、記録通りに動作しようとしたらしいです。
T60 WiFi PCIe card 交換 ― 2009/07/05 23:55
いろんな方にこのブログ(といっても、自分の記録用として使っている感じですが)を見ていただいているようで、うれしく思っています。
今度 Viliv S5 の日本代理店をやる Brule 社(http://www.brule.co.jp) の方からもコメントをいただいて恐縮です。
(もらい馴れないコメントゆえ、公開にしたつもりが、また消してしまいました...今回で2回目。spam コメントはたくさん来るのに)
おそらくその件は、旧い Viliv manager (v.1.0.1 か 1.0.0)だけの現象みたいです。現在はサスペンド後も WiFi や Bluetooth が認識できなくなることもないです。
今回の話題は mobile 関連でなく、普段日常で使っている PC、IBM Thinkpad T60 です。ノートとして十分薄く、LCD は大きく、デスクトップに劣らないパフォーマンス。なにせこれに触るとキーボードの使い心地ゆえ他社に移ることが考えられないほどで、T41 から乗り換え、愛用しています。問題は、乗り換え先として食指が伸びるノート PC が存在しないくらい。
ところがある日、WiFi がおかしくなり、802.11a のアクセスポイントにつながらなくなることがありました。他のマシンからはそのアクセスポイントにつながるので、アクセスポイントの問題ではなさそう。
故障かな、と思い、WiFi カードの交換を考えました。というのも、最近 802.11n 対応のアクセスポイントを買い、NAS の設置もあり、速度向上の欲求と共に早速ネットで物色を。
Intel Wireless WiFi Link 4965AGN が今回の物色対象です。T61 でも使われていて、無難そうだと思ったのが理由なのですが...
日本では、安くて 3,500円はするようです。それでも安いなぁ、と思い買おうとしましたが、念のため ebay で探してみると、送料込みで半額で出ています。
さらにいろいろと探していると、
「IBM, Lenovo, HP では使えません。」
なる表示が。
どうやら、Thinkpad は、純正オプションしか使えないようになっているようですね。やれやれ。
では純正相当で、と探すと、若干高いがそこそこの値段でありました。
送料込みで $24.90。ちなみに vk138168 という seller から。
早速買ってみます。
一週間ほどで、香港から registered mail で送られて来ます。商売上手なのか、名刺まで同封されています。
早速これに交換すると、起動時に
"1802 Unauthorized network card is plugged in. Power off and remove the Mini PCI network card"
というメッセージが出て、OS が起動しない....
なんだそれ。
いろいろと調べると、私の T60 2007-6EJ では、4965AGN(FRU: 42T0865)がオプションとしてないので、オフィシャルに使える対象でないようだ。え?
大体こういうことは、hack している人がいるもので、探してみると...ありました!
http://forum.thinkpads.com/
"T6x BIOS device whitelist (error 1802/1804) [solved]"
という topic で探してみてください。Zender という方が、やってくれたようです。
ではどうすればいいか、というのは、Zender さんの功績を尊重して、この forum を見てみてください。
これができれば、なにも Lenovo ready な 4965AGN でなくても使えるようです。
T60 WiFi アクセスランプも使えてます。ただ、もともとの T60 のアンテナは 2本ですが、4965AGN は 3 つのアンテナ端子があります。MIMO のため、ダイバシティーのアンテナがもう一本いるのでしょうが、アンテナ端子の 1 と 2 だけで使っています。
802.11a から 802.11n で、表示は 54Mbps から 270Mbps に変りました。NAS ドライブでのベンチマーク結果では、3.5 倍の速度向上が達成できました。無線で 200Mbps 超とは、すごい時代です。
今度 Viliv S5 の日本代理店をやる Brule 社(http://www.brule.co.jp) の方からもコメントをいただいて恐縮です。
(もらい馴れないコメントゆえ、公開にしたつもりが、また消してしまいました...今回で2回目。spam コメントはたくさん来るのに)
おそらくその件は、旧い Viliv manager (v.1.0.1 か 1.0.0)だけの現象みたいです。現在はサスペンド後も WiFi や Bluetooth が認識できなくなることもないです。
今回の話題は mobile 関連でなく、普段日常で使っている PC、IBM Thinkpad T60 です。ノートとして十分薄く、LCD は大きく、デスクトップに劣らないパフォーマンス。なにせこれに触るとキーボードの使い心地ゆえ他社に移ることが考えられないほどで、T41 から乗り換え、愛用しています。問題は、乗り換え先として食指が伸びるノート PC が存在しないくらい。
ところがある日、WiFi がおかしくなり、802.11a のアクセスポイントにつながらなくなることがありました。他のマシンからはそのアクセスポイントにつながるので、アクセスポイントの問題ではなさそう。
故障かな、と思い、WiFi カードの交換を考えました。というのも、最近 802.11n 対応のアクセスポイントを買い、NAS の設置もあり、速度向上の欲求と共に早速ネットで物色を。
Intel Wireless WiFi Link 4965AGN が今回の物色対象です。T61 でも使われていて、無難そうだと思ったのが理由なのですが...
日本では、安くて 3,500円はするようです。それでも安いなぁ、と思い買おうとしましたが、念のため ebay で探してみると、送料込みで半額で出ています。
さらにいろいろと探していると、
「IBM, Lenovo, HP では使えません。」
なる表示が。
どうやら、Thinkpad は、純正オプションしか使えないようになっているようですね。やれやれ。
では純正相当で、と探すと、若干高いがそこそこの値段でありました。
送料込みで $24.90。ちなみに vk138168 という seller から。
早速買ってみます。
一週間ほどで、香港から registered mail で送られて来ます。商売上手なのか、名刺まで同封されています。
早速これに交換すると、起動時に
"1802 Unauthorized network card is plugged in. Power off and remove the Mini PCI network card"
というメッセージが出て、OS が起動しない....
なんだそれ。
いろいろと調べると、私の T60 2007-6EJ では、4965AGN(FRU: 42T0865)がオプションとしてないので、オフィシャルに使える対象でないようだ。え?
大体こういうことは、hack している人がいるもので、探してみると...ありました!
http://forum.thinkpads.com/
"T6x BIOS device whitelist (error 1802/1804) [solved]"
という topic で探してみてください。Zender という方が、やってくれたようです。
ではどうすればいいか、というのは、Zender さんの功績を尊重して、この forum を見てみてください。
これができれば、なにも Lenovo ready な 4965AGN でなくても使えるようです。
T60 WiFi アクセスランプも使えてます。ただ、もともとの T60 のアンテナは 2本ですが、4965AGN は 3 つのアンテナ端子があります。MIMO のため、ダイバシティーのアンテナがもう一本いるのでしょうが、アンテナ端子の 1 と 2 だけで使っています。
802.11a から 802.11n で、表示は 54Mbps から 270Mbps に変りました。NAS ドライブでのベンチマーク結果では、3.5 倍の速度向上が達成できました。無線で 200Mbps 超とは、すごい時代です。



最近のコメント