Asustor 廉価版 NAS AS1xx4T の省エネ化2021/09/17 12:00

Buffalo の Linkstation NAS は、PC にソフトをインストールすれば、PC 立ち上げで NAS も立ち上がり、PC 終了で NAS もシャットダウンしてくれ、PC が複数台あっても対応できるし、非常に省エネな NAS でした。

ところが、Asustor の廉価版 NAS AS1xx4T は、HDDが停止する機能はあるが、15W 程度の消費があり(フル動作だと 30W くらいは消費している模様)、NAS 2 台つけていると常に 30W も消費していることになる。これは我が家の夜間消費電力の 10% を遥かに超えており、ちょっと嬉しくない。

Asustor の Intel CPU を使っている NAS の場合は、システム スリープ モード (S3)というものを持っていて、1.4W くらいに抑えることができるらしい。はやく言ってよ。もう2万出してこれ買っておけばよかった。。。
でもこの 2万をこの機能で償却できるのか、という疑問もある。

そこで、廉価版の NAS でも自動的にシャットダウンする仕組みを組めないか考えてみた。

幸いなことに、Asustor NAS には ssh が使える。

どの条件で自動シャットダウンしたいか、だが
1) Windows のファイル共有 (smb 接続)が存在しない
2) UPNP メディアサーバーでの配信が無い
は必須で、あと簡単に自動シャットダウンをさせない機構もほしいので
3) ssh セッションが生きていないこと(自動シャットダウンさせないときは、どこからか ssh terminal を開いておくことにする)
あと、
4) RAID scrubbing が実行されていないこと
も入れたい。

上記条件を検知して、条件を満たした状態が例えば15分続いたら自らを poweroff するスクリプトを書き、NAS shell で定期的に実行させればいいかも。と思っていたのだが、残念ながら NAS の cron が使えない。
/etc 以下にあるファイルを編集しても、NAS を再起動するといじれるシステム環境は初期化されてしまうという、よくある実装でした。

さて、それなら ssh を使って 外部から poweroff をしてあげればいい。家に低消費電力な常時通電 Linux も動いている (Raspberry pi の初期のもの)。

admin パスワードのやり取りが必要なので、セキュリティー的に心配だが、家庭内だし、マシン間通信がセキュアならまあいいか。

実装概要としては
a) poweroff 条件をチェックして自らを poweroff する NAS 上で動作する sh スクリプトを書く
b) a) を外部(Host) Linux から NAS にロードして、定期的に NAS 上での実行をかける (Host Linix の cron を使う)

その2へ続く。。。

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