Viliv の会社倒産2011/11/03 22:08

そろそろ Viliv S5 の後継が出ないかな、なんて情報を探していたら、この会社とっくの昔に倒産していたんですね。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/factory/viliv.html
http://shop.pchyper.com/html/newpage.html?code=32
http://www.umpcportal.com/2011/07/sources-viliv-closing-shop/

OQO や、Fujitsu の Loox U の短命さ(非常に魅力的だと思ったのですが)などを見ると、Windows の超小型機はニッチなマーケットに留まり成功を見ないようですね。

Nav7 なるこれまた非常に魅力的な Tablet もありますが、この会社の行く先も注目です。
http://netbooknavigator.com/index.php?option=com_virtuemart&Itemid=165

OCOSMOS なる Windows tablet も出ました。
http://www.dynamism.com/ocosmos-ocs9-tablet-pc.shtml
が、10インチはちとデカい。

ARM 1Ghz over & dual core と Android で普通のことはサクサク出来るようになっちゃいましたから、もう Windows 超小型機はビジネスとしては難しいのでしょうか。

とはいっても Viliv S5 はまだまだ重宝してるので、バッテリーは押さえておかねば、と調べると、韓国からはまだ手に入るようです。急げ!
http://english.gmarket.co.kr/challenge/neo_goods/goods.asp?goodscode=210727854

円高も相まってまとめ買いしちゃいました。
これ、Viliv X5 用で、真っ黒ではなく若干青みがかった黒ですが、よほど神経質でない方以外は気にならない色の違いです。

powerhook.exe update - 1.6.62011/01/09 19:40

powerhook.exe を update しました。

充電中にもかかわらず hibernate することを対処しました。

http://www.ne.jp/asahi/net/pockey/program/powerhook-1.6.6.zip

ネットワーク越しの ActiveSync (ActiveSync over network) - Vol.22010/01/25 00:00

Vol1 からの続きです。

Concept はこんな感じ。

Omnia II ActiveSync
=> (Bluetooth)
=> Viliv S5 の Bluetooth ActiveSync 用 COM3
(ここで Viliv S5 の ActiveSync と COM3 は切り離し、Omnia II には Viliv S5 と Bluetooth 越しで ActiveSync してると見せかけ、実はその COM3 をトネリング化して会社の PC の ActiveSync につなぎ、Sync させてしまおうと)
=> Viliv S5 VPN (COM を IP に乗せる)
=> 会社の Network
=> 会社の自分の PC
=> 仮想 COM port (IP に乗せた COM の復元)
=> 会社の自分の PC の ActiveSync

うーん、何とかできそう。

ということは、COM over network 的なソフトを買えばできそうですね。
またそのソフトには、単に既存の COM port につなぐだけでなく、最終的に会社の PC の ActiveSync と COM でつなぐために、仮想 COM port を作成してそこで IP に乗せた COM を復元させるような、仮想 COM port 機能が必要です。

いろいろと探してみると、1 PCあたり $90- くらいでありそうです。Client と Server になるから、2 PC ライセンスとして $180- か。高いなぁ。

ここで足踏みして数日が立ちました。ある日、もっとやすいのはないかと探してみると、なんとフリーのものがあるではないですか!!

http://www.eterlogic.com/Products.VSPE.html
Virtual Serial Ports Emulator

これ、すごすぎます。なんでフリーなの?!
- 仮想 COM ポート
- COM ポートのシェア(GPS を複数のプログラムで利用するときなど)
- COM ポートのすげ替え
- COM ポート間の接続
- COM の TCPIP/UDP 越しでの接続
ができます。それだけでなくて、上記を任意の組み合わせで使えます。

つまり、Viliv S5 の ActiveSync 用の COM3 を TCPIP 越しで、会社の PC 上では仮想 COM2 として飛ばし、ActiveSync とつなげる。
すごすぎます。なんでフリーなの?

実際試すと、やはりできる。
VPN 越しで、ActiveSync ができている!!
あまりにトリッキーな同期の仕方ですが、できないよりはるかにましです。

ではこれが実用的かというと、いくつかのハードルがありました。
次回は、これを実現する上での注意点・コツを紹介したいと思います。
またこれを補助する役割の自作プログラムもいずれ公開します。

実はこの手の Virtual COM port とか、COM port redirector なるものは、いくつかフリーで存在するんですね。

http://en.wikipedia.org/wiki/COM_port_redirector

Wikipedia にあります。このページは日本語にはまだなっていないようです。
com0com Project という、Open source 系のものも、今回の目的に使えそうです。

ネットワーク越しの ActiveSync (ActiveSync over network) - Vol.12010/01/24 23:26

WVGA の Omnia II は快適で快適で、もう WQVGA 機には戻れません。
PDF や PowerPoint 表示が実用的で、会議の時にいちいち印刷をして紙で持っていったり、PC を持っていかなくて済みます。
ということで、せっかく買ったのに快適すぎて書くことがないくらい。
Windows Mobile 6.5 の操作性も good です。

数少ない、何とかしたいことの一つが、ActiveSync です。家や外出先から、会社の Exchange Server と同期(予定表とメール)したいのです。
会社が ActiveSync で Exchange Server や Outlook Web Access server と同期させてくれるように設定してくれれば何の問題もないのですが、セキュリティー上の問題で許可していただけません。まぁ今時個人のクライアントを会社のネットワークにつなぐことを許す会社はあまりないでしょうから仕方ありません。

でもせっかく大枚はたいて買って快適な PDA をより便利に使いたいものです。

やりたいことは、会社の自分の PC の Outlook といかに同期を取るか。

大きなハードルは 2つ。
1) 会社のネットワークにアクセスするには VPN クライアントが必要
2) ActiveSync をネットワーク越しでする仕組みが必要

1) は、Windows Mobile 6.x でまともに動く入手可能な VPN クライアントは無いので、Windows Mobile だけで事を実現することはあきらめ、VPN 対応用に、何か Windows PC を使うことにします。例えば Viliv S5。
つなぐときは
Omnia II => Viliv S5 => (VPN) => 会社の PC
とすることにします。だったら Omnia II の意味がないじゃないか、とも言えますが、いったん同期してしまったら Omnia II ならポータビリティがものを言いますし、なにせ実現できないよりましです。

問題は 2)。どうやって ActiveSync をネットワーク越しでするか。
ActiveSync の古いバージョンは、ネットワーク越しでも同期できたそうですね。でも Omnia II とはそれが動かない。

OmniaII の ActiveSync は、USB 接続か、Bluetooth 接続しか受け付けないようです。細工すれば COM もいけるのでしょうが。

では USB over network を実現するソフトを買ってはどうでしょうか。こんなことを実現するフリーなソフトはないでしょうから、買うことを前提に探してみます。すると、

http://www.usb-over-network.com/
Fabula Tech - USB over Network $149-

これなら Windows Mobile でも使えます。でも、うーん、いいお値段。
しかしこれで実現できれば、買えない額ではない。
まずは実現できるか考えてみました。

問題は、Viliv S5 (Viliv に限りませんが) の VPN を通さなければいけないので、まず Omnia II と Viliv S5 を IP 接続せねばなりません。その上で USB プロトコルを通す。

では Omnia II と Viliv S5 を IP でつなぐ方法は、802.11 か、ActiveSync くらいしかありません。もし Bluetooth が Widcomm(Broadcom)だったら、PAN クライアントとなるので、Bluetooth で PAN 接続できるのですが、Omnia II はできない。
802.11 接続も不可。Viliv S5 を 802.11 のアクセスポイントにしたければ、Viliv S5 自体をどこかのネットワーク(家とかどこかのアクセスポイント)とつなぐことができません。
では ActiveSync 接続。これもだめ。Omnia II の ActiveSync は本来会社の PC の ActiveSync と会話させないと目的は達成できないのに、Viliv S5 と ActiveSync でつないではそれで終わりです。

つまり、USB over network ソフトがあっても、実現はできそうにありません。

それなら、COM 接続ならどうだろうか。PC の ActiveSync は COM 接続ですし、Omnia II と PC との ActiveSync も、Bluetooth の COM 経由です。Omnia II と Viliv S5 を Bluetooth 経由で ActiveSync をするときの COM ポート越しに会社の PC と COM の接続はできないか。つまり COM over network があれば何とかなるかも。

話が長いので、続く。

Viliv S5 アクセサリ2010/01/01 03:37

Viliv S5 の VGA ケーブル等を探していましたが、どうも本国では千円もしないようです。日本代理店だと \3,400- に送料で \4,000- とぼりぼり。

US だと約 $20 で、$1=100円でも \2,000-。送料がネックで得になりませんが。

それなら以前試そうとして試せなかった、代行サービスを使ってみることにしました。

韓ショップ
http://kanshop.com/

1年前ほどに調査したところ手数料とかが最安だったところで、今はどうかは分かりませんが、手数料も当時と変らないようなので試してみました。

さすがに VGA ケーブル約千円だけ買うのだと送料や手数料のオーバーヘッドが大きいので、VGA ケーブル2つに RGB ケーブルの 計 3 点を頼んでみました。
使わなければヤフオク行きにすればいいですし。

商品代=45000ウォンx0.083=3735円(購入当時のレート)
代行手数料=900円
配送保証金=15000ウォンx0.083=1245円
総額=5880円

日本で VGA ケーブル 2 つ買えない額で、RGB ケーブルまで get です。活用せねば。
VGA ケーブル 1本だけ買っても、\3,000- で買えることになります。

しかも最終的に送料が \107- 安く収まったということで、返金までしてくれました。