Windows Tablet - Fujitsu Stylistic Q550/C2012/04/18 00:00

Tablet で Wireless TV を実現すべく、802.11n/a が使えて電池がもってある程度軽量小型なのを探していた。

一番候補は HP Slate 2. 8.9inch の大きさは tablet としては最適だと思う。
http://h50146.www5.hp.com/products/portables/slate2/product04.html

これが日本でも正規販売を開始し、比較的安価で手に入るようになって来たので購入を考えた。
これはデジタイザペンが使え、静電タッチパットで普通使う、ゴム先のペンでは味わえない精度と操作性は格別、手でも使え、ペンでは精度よく PC を操作でき、最高だ。
が、US のカタログからは 802.11n/a(5G) の max は残念ながら 150Mbps だそうだ。
http://h18000.www1.hp.com/products/quickspecs/14196_na/14196_na.PDF

先代の Slate 500 に比べればマシ(どう頑張っても 72Mbps が限界だった)ではあるが、見送った。

マウスコンピュータでは、7インチの防滴 tablet がでるという。
http://www.mouse-jp.co.jp/luvpad/wn701/
非常に魅力だが、チョット小さく、5G帯 WiFi が無く、また CPU が Atom Z650 とちと遅く、目的が達成できそうにない。

そこでいろいろと物色していたが、軽くて 802.11n で 300Mbps 出そうで、できればデジタイザペンが使えるものを探していたら、富士通から出ている。
Stylistic Q550/C
http://www.fmworld.net/biz/fmv/lifebook/q550c/

筐体は若干大きめではあるが、1280x800 の液晶 10.1インチの tablet にしては軽く、標準バッテリーで 600g 台。5G帯 WiFi が使え、チップが Ralink RT3572 なので、ひょっとしたら 300Mbps いけるかも。指紋認証ができ、フルサイズの SD カードが使え、しかもバッテリーが取り外し可能というこだわりよう。さすがこだわりの富士通。
でも高い。デジタイザペン機能があるバージョンは、電池のもちも若干悪く、若干重たくなり、しかも 9万弱はする。

なんて見送ろうとしていたら、デジタイザペン機能は無いがなにやら3万で出物が出ている。Q550/C で Amazon, Bestgate あたりで検索すると出てくる出てくる。これは安い、ということで試しに買ってみた。

この出物品は、2011年11月にすでにどこかに出荷された、保証期限がすでにスタートしているもので(法人向け機種なので、一般消費者では保証が受けられないというウワサも)、WiMAX モデムがついており、ラッキーなことに大容量バッテリーが標準であった。本当は Microsoft Office のついているモデルらしいが、それが抜かれていて、ゆえに安い(最初から Office 無しのモデルも 3.5万で出回っている)というワケあり品であった。

Atom Z670 は 1.5Ghz というスペックの通り、確かに快適とはいえず、メモリは 2G あるので挙動は違うが、Z520 1.3 Ghz の Viliv S5 よりほんのちょっとだけマシという程度。操作の快適さでいったら Android tablet には遠く及ばす。でもあくまでサブノート的な使い方で、Windows アプリが動けばいいという割りきりなら十分使える。
PT2 を積んだマシンから Spinel と 802.11n 経由で、TvTest で BS(平均20Mbps程度か)がぎりぎり通り、実用には耐える。若干音途切れがあるが、これはまずます。地上波ならほとんど問題はない。ちなみにこの時の CPU 使用率は 80% 近く、これを超えることもよくある。
正確には測っていないのでコンサバな数字になるが、TvTest のテレビ鑑賞は、大容量バッテリで 4時間は軽くいけるようだ。

残念ながら RT3572 であっても、300Mbps はできず、アクセスポイントを変えてもドライバーを変えてもどうやっても 150Mbps が最大であった。アンテナをけちっているのか、消費電力の懸念で殺してあるのか。Viliv S5 では、802.11n 300Mbps の USB WiFi アダプタで、TvTest で BS 鑑賞が楽勝だったので、本当残念。

それでもいいおもちゃを get できた。