単一型ニッケル水素 NiMH 電池を買う2011/04/05 00:00

今回の震災と計画停電のため、皆さん充電池を多く求めてるのではないでしょうか。
私も蛍光灯ランタンのために単一 eneloop を「在庫あり」の店から注文したのに、実は在庫無しで届かず。楽天とかの「あと xx つ」というのは、こういった特需時にはあまりあてにならないようです。

そこで、こういうのは海外にあるのでは、と探してみました。
普通のニッケル水素電池だと、自然放電が早いので、やはり eneloop みたいな、保持容量より自然放電の少ないのを探してみました。
すると、あるんですね。

http://www.accuevolution.com/

この AccuEvolution というシリーズ、月あたり約 2% の自然放電率と、まずまずで、価格も下記であれば、日本にも比較的安価な輸送費で送ってくれますし、今なら円高なので、単一の場合日本で eneloop を買うよりも安くつきます。

http://www.batteryjunction.com/accuevolution-d-10000-nimh.html

しかもミニ LED ライトのおまけ付き。

これから試しに使ってみます。自分持っている単一 x 6 の蛍光灯ランタンでも使えました。

ところで、eneloop の単一って、単三の集合体だったんですね。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1359206263

分解写真があります。メーカの写真なのかは不明ですが、プレス向けに撮られたかのような写真ですね。
恐らく自然放電率は AccuEvolution より eneloop の方が低いのでしょうが、容量は AccuEvloution の単一は 10,000mA とかなりの差。AccuEvolution 単三の 4本分+αありますので、こいつは単一セルで作っているのでは、と期待しています。

GetHTMLW 8.2.2 Test Release 42011/04/08 00:00

GetHTMLW 8.2.2 の Test Release 4 を公開します。
8.1.0 からの修正点は、

1) 8.1.0 で埋め込んだ Basic 認証のバグ修正
2) 2 回目以降の NTLM 認証での不具合修正

Vector に upload するのに時間が掛かりそうなので、置いてきます。

Win32 x86 GUI 版 (Windows 7 64bit ではうまく動かないようです)
http://www.ne.jp/asahi/net/pockey/program/gethtmlw-8.2.2tr4.zip

Source code - Linux や Win32 コマンドラインで動かしたい方、頑張ってコンパイルしてみてください。一応 Solaris 8 (SPARC) でもコンパイルできるはずです(最近試してないですが....)
http://www.ne.jp/asahi/net/pockey/program/srcpack-8.2.2tr4.zip

ActiveSync が無限ループで終了しない2011/04/19 00:00

Outlook 2007 にしてから、ActiveSync での同期がいくらたっても終わらないことがしばしば発生するようになりました。
それより、予定表の予定がなくなることもしばしばありますが...

e-mail の同期が数件残っていて、例えば
E-mail: 0/3
のような status で、普通は 1/3 とか 2/3 とか進んで同期終了するのですが、0/3 のまま、再度 update を確認して、その繰り返しで永遠に終わらないのです。

いろいろと調べた結果、会議開催通知などの予定表を誰かに転送 (FW:) すると、これが発生することが分かり、
送信済みアイテムフォルダから転送したメールを取り除くと、嘘のように同期が完了します。

単なるメールの転送ではこの問題は発生しません。なんなんでしょうか....

一台の UPS と NAS と PC をすべて連携してシャットダウンさせたい2011/04/20 00:00

計画停電の件もあり、事前に TV 録画用 PC や NAS の電源を落とし忘れて外出することもあるだろうと、UPS を買いました。
当然、PC との連携機能があり、USB でつなぐことで、必要な場合に PC を自動で shutdown できます。

また、Buffalo の NAS もあり、なんとこれには UPS と USB でつないで必要な shutdown が出来る機能があります。しかも、複数の同社の NAS があれば、UPS とつないだ NAS をサーバにして、他の NAS も自動で shutdown できるという。これはすばらしい。

Buffalo の NAS は Embedded Linux で動いているので、ハードが壊れたり生産終了になっても、disk を他の Linux マシンに持って行けば RAID アレイのマウントも出来るだろうから、若干安心だし、定期自己診断機能や、メールでステータスを送ってくれたり、DLNA やユーザ別のアクセス権限管理、つながっている PC の動作に合わせて電源の自動 ON/OFF できるなど、至れり尽くせりなので買ったのだが、さらに UPS との連動機能があるというのはうれしい限りだ。
メーカではサポートしていないと謳っているが、4 port の USB ハブを介して、USB HDD、 プリンタ、 UPS とつないでいるが全く問題なく動作している。

ところが、UPS には USB の口が一つしかない。PC と NAS どちらにつなぐのが良いのか。出来ればすべて管理したい。
PC と NAS との電源連動が機能的にはあるが、NAS から PC を落とすことはあきらめるとしても、PC から NAS を落とすことは出来てもおかしくない。ところが、例えば NAS の RAID check 中に PC から NAS を落とそうとしても、公開されている機能を使うなら、Web 管理で login をしての操作で落とすことが出来るくらいで、自動化はちょっと困難そう。
これが出来そうなツールが Vector にあるが、最近の NAS では動作しない報告もインターネット上にあるので期待できない。

さて、どうしたものか。
でも、NAS 同士はネットワーク経由で他を落とすことが出来るではないか。
ということで、UPS からの信号をどうやって NAS 間同士でやり取りしているかを解析することにした。

Wireshark と WinPCap を使ってパケットモニタをする。すると、それらしいパケットは見つからない。よく考えれば、UPS 連動でのサーバ/クライアント間通信は、broadcast パケットでなければ、イーサネットハブ(switch)が送信先ポートにしか飛ばさないわけで、いわゆる「バカハブ」でもない限り、PC から NAS 間通信のパケットをモニタできるわけではない。いまさら 10Base-T のハブをこの解析目的のために 100円だったとしても買いたくないし、そもそもネットワークアナライザ的な装置の入手も出来ない。何か良い手はないか。

ということでアッサリ一週間が過ぎたとき、何とか NAS-PC-NAS のようなトポロジでつなぐことが出来ればモニタできるのにな、とふと思い、そういえば USB 接続の 100BaseT のアダプタをたまたま持っていることを思い出し、これに Windows のネットワークブリッジ機能を使えば、NAS-PC-NAS 接続が出来そうである。やるとあっさりつながり、Wireshark でのモニタが出来るようになった。

あとは簡単である。かなりシンプルなやり取りを NAS 間でしていることがわかったので、同じやり取りをするプログラムを組めば、NAS-PC 間で UPS の情報を共有できるので、一つの USB 接続で一蓮托生で shutdown できる。

早速作ってみたので、アップロードしておきます。

B-NAS Utility ver 1.0.0
http://www.ne.jp/asahi/net/pockey/program/bnasutils-1.0.0.zip

UPS を PC とつなぎ、PC を NAS shutdown 指令用のサーバとする物と、UPS を NAS とつなぎ、PC を NAS shutdown 指令のクライアントとする物の二つを作ってみました。

最初は PC をサーバとすることを考えてこれを先に作りましたが、現実には、他のノート PC から NAS へのアクセスがあり、NAS だけが立ち上がっていることが多く、PC だけ立ち上がっていることはほぼ無いため、NAS に UPS をつなげて使うため、PC をクライアントにするのも作りました。

これで停電でも面倒なことにならずに済みそうです。