UMPC その2 - Viliv S52009/05/16 22:49

無事 OQO が売却できたので、早速 Viliv S5 を手に入れました。

これ、OQO よりいいかも。
横幅は 1cm ほど増えましたが、左右の部分が持ち手になりますし、使い勝手がいいです。スライド部分がない方がすっきりしていいです。
キーボードはないですが、ソフトキーボードで十分代用できますし、モバイル用としては十分です。OQO のキーボードも、長文が打てるしろものではありませんでしたし。

手に入れたものが韓国で販売されている I-Log というタイプだったので、OS から入れ替えました。

1) USB メモリもしくは USB HDD から boot する Knoppix をセットアップする

"usb boot knoppix" のキーワードで検索すれば、セットアップ方法はたくさん見つかります。

2) Knoppix を USB boot する

キーボードやマウスがありませんので、USB ハブ、USB キーボード、USB マウスが必要です。USB ハブに、USB メモリ(もしくは HDD)をつなぎます。
また、USB メモリから boot するよう、BIOS の設定が必要です。BIOS 設定画面を出すには、電源 ON 後、Viliv の起動ロゴが出てきたときに、本体の Menu キーを連打します(本当は一発でいいそうです。押しっぱなしだと認識しません)。

3) Viliv の HDD のバックアップを取っておく(Optional)

4) Viliv の HDD を FAT32 でフォーマットする

要は、DOS(Windows98 の boot 部分) をインストールし、WINNT.EXE を起動して OS のインストールをしようという計画ですが、そんなことをせず Viliv の HDD を NTFS のままただ format し、USB メモリから DOS を起動してそこから WINNT.EXE を起動してインストールすればいいことなのだと思います。しかし、うまく HDD に OS をインストールすることが出来なかったので、こんなに回りくどいことをしています。

また、Viliv の HDD はパーティションが 2 つに切れていて、後ろの 5GB はリカバリ用領域になっています。韓国 OS のリカバリはいらないので、パーティションも1つにしで FAT32 にしておきます。

5) Viliv の HDD に、Windows XP のインストールディスクをコピーしておきます。

今回は、Windows XP Tablet PC edition を使いました。

6) Knoppix を終了し、

7) USB フロッピーもしくは USB メモリから、DOS (Windows 98 のリカバリディスクにあるもの)を起動します。

8) Sys D: 等のコマンドで、Viliv の HDD に DOS system を転送します。

9) Viliv を普通に再起動し、DOS を立ち上げます。

10) コピーしておいた WindowsXP のインストールファイルを使って XP をインストールする。

i386 ディレクトリにある WINNT.EXE を起動します。またその前に、smartdrv.exe を実行しておかないと、インストールにすごく時間がかかります。

11) XP をインストールする

ここで、FAT32 から NTFS にすることができます。
XP の SP3 をあらかじめ用意しておきましょう。IT プロフェッショナル用、という、100MB 級の、ネットワーク接続がなくてもインストールできる SP3 をダウンロードします。
SP3 にしておかないと、Viliv の WiFi ドライバがきちんとインストールできません。

12) Viliv 用ドライバをインストールする

今は Viliv 社に upload されていますが、
http://forum.pocketables.net/showthread.php?t=2592
からも入手が可能です。

日本語 IME をセットアップすれば、Viliv のソフトキーボードで日本語入力も OK。もちろん、日本語 ON/OFF キーはありませんので、それに相当するキーアサインが必要なのと、キーボードは US キーボード設定が必要だと思います。

外に持ち出して、ちょっと使うには非常に使い勝手がいいですね。
OQO も悪くはないですが、持ち手がないので、LCD をスライドしてキーボードを持って使うのが前提な PC 何だと思います。そうすると、なんか軽快さを感じないんですよね。求めているのが PDA ライクなマシンだからでしょうか。

Viliv S5 は、文字を打ちたければソフトキーボードで何とかなりますし、どうしてもキーボードが欲しければ、ワイヤレスキーボードを使えばいいです。そこまでの場面はそんなにないので、ソフトキーボードでとりあえず十分です。なにより PDA ライクです。

今円が高いのでおすすめです。
もともと US の OS が入っているものが、
http://www.dynamism.com/
で販売しています。輸送費含めて 7万弱。

韓国だと、6万あれば輸送費込みでもおつりが来ます。別途 install する OS を持っている方のみ、ということになりますが。また、韓国品は日本からは保証の対象にならないので注意です(Viliv 社は送っても対応してくれないようです)。

非常にできが良い UMPC です。Samsung Omnia といい、韓国の技術の高さを感じてしまいます。日本でもこういうのをさっくっと作って出して欲しいですよね。

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